●9/18付で楽天SCHDが設定1周年!基準価額は10,098円、純資産総額1,705億円
●良かったこと5選・残念だったこと5選をそれぞれ紹介
祝・楽天SCHD設定1周年!

9/18付で、楽天SCHDがめでたく設定1周年を迎えました!

©楽天投信投資顧問

おめでとう!
ド派手にお祝いしてるねえ🎉

楽天投信投資顧問から、Xに上記画像と合わせてポストされていました。


気前が良いですなあ。
肝心の株価はどうなんだろう?

1年経ってこうなりました。

| 日付 | 2024/9/18 | 2025/9/18 |
| 基準価額 | 9,999円 | 10,098円 |
| 純資産総額 | 0億円 | 1,705.35億円 |

あらま。
純資産総額は増えたけど、基準価額は下がってきてるね。

ちょっと寂しかったです…どうしたもんですかねえ。

まあ、たった1年だしこれからでしょ!

そうですね!
今回は、設定1周年を迎えた楽天SCHDの良かったこと・残念だったことをそれぞれ5選紹介します!
楽天SCHD・良かったこと5選

まずは良かったこと5選から。
1️⃣純資産総額が1,700億円を突破
⇒3ヶ月で1,000億円突破するなど、1年で急拡大。個人投資家の高配当ニーズをつかんだ
2️⃣分配金は3回累計235円と安定感
⇒本家SCHDの配当をベースに、円換算でしっかり分配。受取型・再投資型とも魅力的
3️⃣信託報酬が0.1238%に引き下げ
⇒運用コストが改善し、長期保有に有利。人気拡大でのスケールメリットも背景
4️⃣円安・ドル高で資産と分配金が上振れ
⇒1年で5円(3.57%)円安が進行し、日本円ベースでの投資成果にプラス
5️⃣分配金コース変更サービスが提供開始
⇒受取型・再投資型を変更できるようになり、運用スタイルに柔軟性が出た

みんなイイ話題だね!

それぞれ簡潔に説明します。
1️⃣純資産総額が1,700億円を突破

まずは純資産総額についてです。
3ヶ月でコレは驚きました。


コレだけ見ると凄い伸びに見えるけど、実際どうなの?

実際凄いですよ!
楽天SCHDをはじめとする「高配当株式シリーズ」を見るとわかります。


…いや、他が低すぎない?

確かに設定してから日が浅いのもあるので、一概には言えませんが圧倒的です!
2️⃣分配金は3回累計235円と安定感

これは一番の楽しみだよね!

もちろんです!
分配金の履歴はこちら。11月も楽しみです✨

3️⃣信託報酬が0.1238%に引き下げ

コストが下がったって話だっけ?

そうです。0.192%から0.1238%に下がりました。
ライバルSBI・SCHDの影響もあったかと思います。
投資家にとっては嬉しいニュースでした。


4️⃣円安・ドル高で資産と分配金が上振れ

これはどういうこと?

為替リスクですね。
楽天SCHDは、米国の本家SCHDの配当・基準価額を円換算します。
円安 → ドルの価値が上がる💵📈 → ドル建て資産や配当を円に直した時に増える
円高 → ドルの価値が下がる💵📉 → 円に直したときに減る

で、円安になったって話?

はい!若干ですけど。

| 2024/9/19 | 2025/9/18 | 差額・比率 |
| 1ドル 142.8580円 | 1ドル 147.9545円 | 約5円安 (3.57%) |

多少なりともプラスになったならヨシってことね🐱了解。
5️⃣分配金コース変更サービスが提供開始

これは、NISA口座について受取型⇔再投資型を変更できるサービスです。
以前は変更不可だったのが、6月から可能となりました。


途中で変えたくなった人には嬉しいサービスってわけね。
楽天SCHD・残念だったこと5選

続いて、残念だったこと5選です。
1️⃣基準価額は横ばい、投資家によってはマイナス評価
⇒設定来+100円程度。株価上昇を期待していた層には物足りない
2️⃣特別分配金となり、課税メリットが得にくい人も多数
⇒元本払戻扱いで非課税になるが、利益実感に乏しい
3️⃣エネルギーセクター偏重で成長余地に不安
⇒シェブロン・コノコフィリップスなど上位に集中。原油市況に業績が左右されやすい
4️⃣外国税10%の源泉徴収は不可避、NISAでも控除不可
⇒課税口座なら確定申告で調整できるが、NISA口座ではそのまま負担
5️⃣信託報酬以外に為替コストなど「隠れコスト」が存在
⇒表面上のコストは低いが、実質的には0.2%前後になる可能性も

まあ、それなりの理由がありますな。

こちらも簡潔に説明します。
1️⃣基準価額は横ばい、投資家によってはマイナス評価

やっぱ、一番はコレかあ…。

はい、私も現状評価損益マイナスです…。
早めに回復してくれるよう願うばかり🙏



さっきも見たけど、1年経って基準価額は+99円かい!って言いたくなるわな。
2️⃣特別分配金となり、課税メリットが得にくい人も多数

私も8月は普通分配金でしたが、2月と5月は特別分配金でした。


元本から戻って来るだけなんよね?

そうです。
これまで3回全て特別分配金の方も多く、人気の減少や資産額の停滞に繋がります。
3️⃣エネルギーセクター偏重で成長余地に不安

いかんせん、エネルギーは景気に左右されるから…。

生活必需品やヘルスケアセクターは不景気にも強いんですが、エネルギーに偏り過ぎたのがマズかったのかもしれません。
8月の月次レポートでもご覧のとおり。


ま、ここは上手くバランス取ってとしか言えませんな。
4️⃣外国税10%の源泉徴収は不可避、NISAでも控除不可

4️⃣と5️⃣は仕組み上の話です。
楽天SCHDに限るものではありませんが、デメリットに該当するかと。

外国税の件は以前言ってたね。
コレ踏まえてもNISAがおトクだって。

そういうことです。
NISAでも、本家SCHDの配当にかかる10%の源泉徴収は避けられません🙅

5️⃣信託報酬以外に為替コストなど「隠れコスト」が存在

最後に一番わからんのが来たなあ…。

これは現状不明で、どれくらいかわかりません。
✅「隠れコスト」とは?
・投資信託の資料に書いてある「信託報酬」以外に、実際にかかっている費用のこと
・パッと見ではわかりにくいため「隠れコスト」と呼ばれる
✅主な隠れコスト
・売買委託手数料:ファンドが株を売買する時に証券会社に払う手数料
・為替取引コスト:円とドルを交換するときにかかるスプレッド(差)
・その他管理費用:監査法人への報酬や事務管理費など

いつ頃わかるの?

今年の秋にはわかるかな、と。
運用報告書(交付運用報告書) に記載されるので、追って解説します。
まとめ
●9/18付で楽天SCHDが設定1周年!基準価額は10,098円、純資産総額1,705億円
●良かったこと5選・残念だったこと5選をそれぞれ紹介

改めて、良かったこと5選・残念だったこと5選は下表のとおり。
| 良かったこと | 残念だったこと | |
| 1️⃣ | 純資産総額が1,700億円を突破 | 基準価額は横ばい、投資家によってはマイナス評価 |
| 2️⃣ | 分配金は3回累計235円と安定感 | 特別分配金となり、課税メリットが得にくい人も多数 |
| 3️⃣ | 信託報酬が0.1238%に引き下げ | エネルギーセクター偏重で成長余地に不安 |
| 4️⃣ | 円安・ドル高で資産と分配金が上振れ | 外国税10%の源泉徴収は不可避、NISAでも控除不可 |
| 5️⃣ | 分配金コース変更サービスが提供開始 | 信託報酬以外に為替コストなど「隠れコスト」が存在 |

良い面悪い面あって、賑やかな1周年ですこと。

一喜一憂しつつも、推し株生活を楽しみたいと思います。
長文にて失礼しました。ではまた!


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