SBI・SCHD第2期分配金85円!楽天SCHDとの比較と分配金の特徴2点。

楽天SCHD

●SBI・SCHDの第2期分配金85円、配当利回りは年4回換算ベースで3.52%
●決算日は19日→28日に、6月と9月の2回分の配当をまとめて支払う形に変更

SBI・SCHDの第2期分配金が85円に決定!

楽天SCHDのライバル、SBI・SCHDの話題です。
先月末に第2期分配金85円が公表されました。


「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年 4 回決算型)」第2回分配金85円のお知らせ



85円か…。
楽天とあんまり変わらんような。




楽天SCHDの直近 第3期分配金は80円ですからね。
金額だけ見たら、似たような感じです。




SBIの方も人気はあるんだっけ?




ありますよ!特に最初は凄かったです!
楽天SCHDが設定3ヶ月で1,000億円突破しましたが、SBI・SCHDは20日で1,000億円超えました😲



「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年 4 回決算型)」第2回分配金85円のお知らせ



こりゃスゴイ!
めっちゃ人気あるんだね✨




ところが、そうも行かないようで…。
楽天SCHDとの比較も併せて紹介します。




楽天 vs SBI、分配金の概要比較。

楽天SCHDとSBI・SCHDとの比較表です。


項目楽天SCHDSBI・SCHD
決算期第3期  第2期  
決算日2025/8/252025/9/29
分配金
1万口あたり
80円85円
基準価額
決算日時点
10,301円9,666円
基準価額
条件
分配落ち後分配落ち前



基準価額は楽天の方が上か。
あと、最後の分配落ち前とか落ち後って何?



分配金を支払うタイミングで基準価額がどう変わるかを表す言葉です。


✅分配落ち前・分配落ち後
分配落ち前は、まだ分配金を払っていない状態(=分配金が含まれている)
分配落ち後は、分配金を払い出した直後の状態(=分配金分、基準価額が下がっている)


じゃあ、SBIは更に基準価額が下がっちゃうわけか…。




楽天SCHDと同じく、9/29の公表から5営業日の10/3に入金予定のようです。
最新10/3時点のチャートは、楽天とSBIそれぞれ下記のとおり。


楽天・シュワブ・高配当株式・米国(四半期決算型)
SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)

項目楽天SCHDSBI・SCHD
基準価額10,167円9,510円
純資産総額1,710.76億円1,543.20億円


確かに、SBIの基準価額下がってますな。




普通分配金なら良いんですけどねえ…。
特別分配金だった方は、次回に期待ということで。




他に変わったことはある?




SBI・SCHDについて2点あります!
次で説明します。




決算日変更&2回分まとめて85円の不思議。

気になったのが次の2点です。
いずれも9/29付の公表資料に記載されています。


1️⃣決算日の変更(3・6・9・12月の各19日→各28日
2️⃣6月と9月の2回分(計158円のうち85円)をまとめて支払い


「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年 4 回決算型)」第2回分配金85円のお知らせ



えっと…何ででしょう?




資金効率と分配金の安定性の両立を図るため、でしょうかね。
順に説明します。



1️⃣決算日の変更(3・6・9・12月の各19日→各28日

✅目的
・投資対象であるETF(SCHD)から支払われる配当金を、投資家へ迅速かつ効率的に分配し、資金効率の改善を図る

変更前(各19日)
・SCHDの配当履歴を見ると、配当の支払日は、2025/6/25や9/24など、各四半期の下旬に設定されている
・SCHDの配当を受け取る前に、ファンドの決算日(19日)が来てしまう
・受け取った配当を次の決算まで持ち越す必要があり、投資家への分配にタイムラグが生じる

変更前(各28日)
・SCHDの配当を受け取った直後にファンドの決算日(28日)を迎える
・受け取った配当をすぐに分配金の原資とすることができ、タイムラグが解消され資金効率が向上


2️⃣6月と9月の2回分(計158円のうち85円)まとめて支払い

✅目的
・今後の安定的な分配金の支払いを目指し、分配準備金として留保する

✅効果
・ETFの配当額は毎回変動する可能性があり、受け取った配当を全て分配してしまうとファンドの分配金も毎回大きく変動してしまう
・配当の一部を「分配準備金」として内部に留保しておくことで、将来ETFの配当が減少した場合でも、準備金を取り崩して分配金に充当することができ、分配金の水準を安定させることができる




何とな~くわかったけどさ、2️⃣については158円受け取ることを期待した人もいるわけよね?





いるでしょうね…。
その人たちからすれば、釈然としない点もあろうかと💦




まあ、年末最後の分配金に期待するってことかな♪




今回の変更1️⃣により、年明けになりますけどね。
お年玉扱いになるんじゃないでしょうか。



まとめ

●SBI・SCHDの第2期分配金85円、配当利回りは年4回換算ベースで3.52%
●決算日は19日→28日に、6月と9月の2回分の配当をまとめて支払う形に変更

楽天SCHD推しですが、SBI・SCHDは楽天SCHDより正直な運営をしている印象です。
2回分まとめての分配金支払いは賛否あるでしょうが、次回に期待ですね!





どっちも純資産総額が凄い規模だからね!
今度の目標は2,000億円かな?





では、最後にクイズです。


クイズアイコン 分配落ち後に基準価額が下がるのはなぜ?
A. 運用成績が急に悪化したから
B. 為替が大きく円高に動いたから
C. 分配金の支払い分が差し引かれるから
D. 信託報酬が上がったから


分配金だけ見て一喜一憂せず、長く推し続けたいものです✨
ではまた!

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