●本家SCHDの2026Q2配当は$0.2525で前期比-1.7%、2期連続のドル建て減少
●円換算した原資は40.76円→40.82円と横ばい、第6期90円を出せた時と同じ水準
●5円刻みの慣例を踏まえ、8/25決算の第7期は90円維持を本命、85円を対抗と予想
楽天SCHDの第7期分配金は90円と予測!

今回は、8/25に決算を迎える楽天SCHD第7期分配金を予測します。

前回は90円だったよね。
今回はどうなの?

結論、今回も分配金は90円維持と予測します。

おっ、キープか!
それは嬉しいね。

ただ、今回はかなり際どいです…というのも、本家の米国SCHDの配当は減ってるんですよ。

本家の配当減ってるのに分配金は維持って…話が合わんとです。

そこが今回いちばん面白いところでして。
まずは、これまでの分配金の推移をご覧ください。
| 決算期 | 分配金 |
|---|---|
| 第1期 (2025年2月) | 85円 |
| 第2期 (2025年5月) | 70円 |
| 第3期 (2025年8月) | 80円 |
| 第4期 (2025年11月) | 85円 |
| 第5期 (2026年2月) | 90円 |
| 第6期 (2026年5月) | 90円 |
| 第7期 (2026年8月) | 90円 (予測) |

第2期の70円からは、ずいぶん増えたんだね。

はい。
第5期からは90円で足踏みしてますが、大きく崩れてはいません。
ちなみに7月末の基準価額は13,525円と、こちらは好調に推移しています。

まあ、それは良いとして。
今回なんでまた90円なの?

説明しますね。
予測の計算式は3つの掛け算です。
| 1️⃣配当原資(本家SCHDの2026Q2) | $0.2525 |
| 2️⃣為替(権利落ち日6/24の仲値) | 161.66円 |
| 3️⃣倍率(第6期の実績) | 2.21 |
| 💰分配金予測 1️⃣×2️⃣×3️⃣ | 90.21円 ≒90円 |

…そもそも、この式は一体何?

楽天SCHDは、集めたお金でひたすら本家SCHDを買って持っているだけのファンドです。
つまり、ファンドの収入は保有してるSCHDから受け取る配当がほぼ全てです。

…で?

そこで、
1️⃣1株あたり配当がいくら出たか
2️⃣それを円にするといくらか
3️⃣1万口あたり何株分を持っているか
この3つを掛ければ、1万口あたりの収入=分配金が出るわけです。

まあ、そういう考え方で出してるわけね。

楽天SCHDは、基準価額から逆算すると1万口あたりおよそ2.5株のSCHDを持っています。
ただし、配当には米国で10%の税金が引かれますので、手取りでは2.2株分ほど。
これが3️⃣2.21の正体です。

じゃあ、結局は想定やね。

そうなりますけど、面白い点もあるので説明しますね。
ドルの減配を、円安が打ち消した

まず1️⃣の配当原資です。
本家SCHDが6/24に権利落ちしたQ2の分配金は$0.2525でした。
| 1️⃣配当原資(本家SCHDの2026Q2) | $0.2525 |
| 2️⃣為替(権利落ち日6/24の仲値) | 161.66円 |
| 3️⃣倍率(第6期の実績) | 2.21 |
| 💰分配金予測 1️⃣×2️⃣×3️⃣ | 90.21円 ≒90円 |

前回はいくらだったの?

第6期の原資であるQ1は$0.2569なので、-1.7%の減少です。
前年の同じ時期$0.2602と比べても-3.0%、3月に続いて2期連続の減少となります。

結構減っとるじゃん⤵⤵

そうなんです。
構成銘柄の9割以上が増配しているのに、ETFの1株あたり分配金は減っている。
この構造はこちらで詳しく解説しています。

もう何を信じて良いのやら💨

落ち着いてください。
ここで2️⃣の為替が効いてきます。
| 1️⃣配当原資(本家SCHDの2026Q2) | $0.2525 |
| 2️⃣為替(権利落ち日6/24の仲値) | 161.66円 |
| 3️⃣倍率(第6期の実績) | 2.21 |
| 💰分配金予測 1️⃣×2️⃣×3️⃣ | 90.21円 ≒90円 |

ところで、仲値って何?

銀行がその日1日の基準として決める為替レートのことです。

テレビでやってる、今日の為替は1ドル160.○○円…とは違うの?

為替は24時間動き続けますから、「今日のレートはこれ」と決めておかないと、計算のしようがありません。
そこで毎朝10時頃の相場を基に、その日の基準として決められるのが仲値です。

決算は8/25なのに、なんで6/24の仲値を使うの?

6/24がSCHDの「権利落ち日」だからです。
この日にSCHDを持っていた人に、配当を受け取る権利が確定します。
楽天SCHDもこの日に「$0.2525×保有している株数を受け取る権利」が確定し、その日の仲値で円に直して記録される、という流れですね。

8月の為替は関係ないんか。

元手のドルは6月の時点でもう決まっていますからね。
8/25にドルを両替するわけではないので、決算日の為替で計算するのは本来おかしいんです。

なるほど、そこはわかる。

この考え方で、過去の分配金も全部並べ直してみました。
| 決算期 | 1️⃣配当原資 (権利落ち日) | 2️⃣為替 | 円換算の 原資 | 3️⃣倍率 | 実際の 分配金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第3期 2025/8 | $0.2602 (6/25) | 145.06円 | 37.74円 | 2.12 | 80円 |
| 第4期 2025/11 | $0.2604 (9/24) | 147.85円 | 38.50円 | 2.21 | 85円 |
| 第5期 2026/2 | $0.2782 (12/10) | 156.88円 | 43.64円 | 2.06 | 90円 |
| 第6期 2026/5 | $0.2569 (3/25) | 158.66円 | 40.76円 | 2.21 | 90円 |
| 第7期 2026/8 | $0.2525 (6/24) | 161.66円 | 40.82円 | ? | 90円 (予測) |

…なんだこりゃ🌀

左から順に、本家の配当・その日の為替・掛け算した「円換算の原資」・実際に出た分配金です。
注目は第6期・第7期の原資。40.76円・40.82円と、ほとんど同じ金額なんです。

同じ原資なら、分配金も同じってこと?

そういうことです。
しかも、もっと大事なのが第5期から第6期の動きでして。
第5期は原資43.64円で90円、第6期は原資40.76円と-6.6%も減少したのに、分配金は90円でした。

減ってるのに、分配金は変わってないんだ!

はい。
楽天SCHDは原資に比例して機械的に配るのではなく、分配金の水準そのものを守りにきたと読み取れます。
そして第7期の原資は、第6期とほぼ同じ40.82円。
90円を出せたときと同じ条件が揃っているというのが、今回の予測のいちばんの根拠です。

ところで、3️⃣の2.21ってそもそも何の数字なの?

原資を何倍したら分配金になるか、という倍率です。
前回だと40.76円×2.21=90円ですね!

第5期だけ2.06で、あとは2.12やら2.21とかでバラバラですな。
参考になるのやら。

…おっしゃる通りです。
前回、私は倍率を2.08と考えて85円と予測し、結果は90円でした。

今回こそ当たるとイイけどね!

今回は、第6期と同じ2.21を基準にしつつ、幅も見ておきます。
| 3️⃣倍率 | 計算結果 | 想定分配金 |
|---|---|---|
| 2.06 (第5期並みに下がる) | 84.1円 | 85円 |
| 2.15 (直近4期の平均) | 87.8円 | 85〜90円 |
| 2.21 (第6期と同じ) | 90.2円 | 90円 |

2.21なら90円を超えるね!

そうです。
ただし2.06まで下がれば85円、ここが今回の分かれ目です。
SBIは減額したのに、楽天が据え置ける理由

ここで気になるのが、同じ本家SCHDに投資しているSBI・SCHDの動きです。

SBIはどうだったっけ?

SBI・SCHDは6月29日の決算で、95円から90円へ減額しました。
シリーズ初の減額、詳しくはこちらにまとめています。

うーん…なら楽天も下がるんじゃないの?

そう考えるのが自然ですが、両者はスタート地点が違います。
SBIは95円から90円へ下げましたが、楽天は元々90円です。
同じ90円に着地しても、楽天にとっては「維持」になるわけです。

そういうことか。
下げ幅の話じゃないんだ。

また、楽天SCHDの繰越分配対象額は、第5期末で1万口あたり2,329円あります。
分配の原資として取り崩せる「貯金」のようなものですね。

楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型) 交付運用報告書
作成期:2025年8月26日~2026年2月25日

じゃあ余裕で90円出せるじゃん!

そう単純でもないんです。
交付運用報告書を確認すると、第4期・第5期とも「当期の収益」だけで分配していて、貯金には手をつけていないんです。

へー。
使えるのに使ってないんだ。

楽天SCHDは「配当に加えて収益調整金も分配に充てられる」攻めの設計ですが、足元の運用実態は堅実、ということですね。
ですから「貯金があるから確実に90円」とは言い切れません。

88円とか89円にはならないの?

これまでの分配金は全て5円刻みのため、今回も85円か90円かの二択と考えています。

四捨五入しても90円だもんね。

はい。
本命は90円、対抗は85円。
分配金予測はこれでいきます。
まとめ
●本家SCHDの2026Q2配当は$0.2525で前期比-1.7%、2期連続のドル建て減少
●円換算した原資は40.76円→40.82円と横ばい、第6期90円を出せた時と同じ水準
●5円刻みの慣例を踏まえ、8/25決算の第7期は90円維持を本命、85円を対抗と予想

楽天SCHDの第7期分配金は、90円維持を本命とします。
ドル建ての配当が減った分を円安が埋めてくれました。
原資が第6期とほぼ同じ水準というのが決め手です。

円安のおかげだね!

最後にひとつだけ。
前回の第6期は85円と予測して、結果は90円でした。
あくまで予測なので、今回も外れる可能性は十分にあります。

今回も良い意味で外れないかな!

95円なら万々歳ですね🙌
答え合わせは8/25の公表後、改めて記事にします。
ではまた!

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