●シュワブ社との共同ブランド化記念セミナー
●楽天SCHDの誕生経緯を紹介
●Q&AでSCHDの特徴と魅力を説明
シュワブ社との共同ブランド化記念セミナー

楽天証券Youtubeチャンネルの動画紹介です。

【楽天・SCHD徹底解剖!】チャールズ・シュワブとの共同ブランド化記念セミナー!

えっと…どちら様?

SCHDを運用するチャールズ・シュワブ社の、インデックス商品企画開発担当ディレクターであるDennis Hudachek(デニス・フダチェク)氏だそうです。
楽天投信投資顧問の東 眞之代表取締役社長とのトークセッションですね。

要は、お偉いさん同士の対話だね!

…ざっくり言えばそうです。
主な内容は2点、要点をまとめます。
✅楽天SCHDの誕生経緯
✅投資家からの質問回答
楽天SCHDの誕生経緯を紹介

そういえば、楽天SCHDはいつできたんだっけ?

2024年9月18日に設定、9月27日に販売開始でした。

「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」新規設定のお知らせ
デニス氏
・チャールズ・シュワブと楽天の両社が共通の目標を持っていることが重要
・日本市場における高配当ニーズの高まりを受けて、楽天証券とシュワブが共同でファンドを設定することになった
東氏
・楽天証券とシュワブは1年以上にわたり議論を重ね、どのような商品が日本のお客様にとって最も価値があるかを模索
・投資初心者やリスクを懸念する投資家にとって、安定した配当を得られる商品が求められている

割と長く議論してたってことか。

そうですね。販売開始してみた結果がコレです。
「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」残高1,000億円達成!


おみごと!素晴らしい♪

ライバルの「SBI・SCHD」も凄い勢いで増えてますからね。それでも、やはり先に出した楽天証券にはホント感謝です✨他にはこんなコメントがありました。
東氏
・楽天SCHDが設定からわずか3ヶ月で残高1000億円に達したのは予想以上だった
・特に、SNSやインフルエンサーの影響が大きかった
・NISA始まって以降、長期投資を継続する前提でニーズの多様化・インカム志向が高まっている
デニス氏
・利回りやパフォーマンスだけではなく、投資家自身がどのようなニーズを持っているか長期的な視点でインデックスの評価をしてもらいたい
Q&AでSCHDの特徴と魅力を説明

続いて投資家からのQ&Aセッションがあり、デニス氏からSCHDの特徴と魅力について語られました。
・米国の他の高配当インデックスと比較して、SCHDが高利回りを維持しているはなぜか?
・配当成長率、配当利回り、配当の質の3つの属性を全てスクリーニングしている
・配当の品質と持続可能性にも重点を置いている
1️⃣配当実績スクリーニング
・米国の幅広い株式指数の中から、10年以上連続で配当を出している銘柄を抽出
2️⃣利回りスクリーニング
・年間配当利回りの高い順にランク付け
・ランクの低い下半分の銘柄を除外
3️⃣各種指標による抽出
・配当利回りや配当成長率、ROE(自己資本利益率)やキャッシュフロー対有利子負債比率等の要素でスクリーニング
4️⃣組み入れ比率決定
・時価総額加重で構成銘柄を決定、5年間の配当成長の比率も考慮
・原則1銘柄4.0%以内、一つの業種セクター25%以内
・SCHDは過去10年間と同じ増配率(11.5%)を今後も維持できるか?
・断定はできないが、SCHDは5年間の配当成長率のスクリーニングを組み入れている
・高い配当成長率を維持する企業を探し続けることは可能
・毎年構成銘柄入れ替えで全体で高い配当を維持できる
・昨年11月の大統領選以降、S&P500や他の指数に比べてSCHDの値下がりが目立つが、トランプ政権下で好影響を受ける業種の比率が少ないからか?
・今後世界経済が不安定になった場合、SCHDの値動きは比較的安定するか?
・S&P500や大型株のウェイトが高いインデックスと比べ、SCHDはディフェンシブな性質を持つ
・上述のスクリーニングのとおり、安定した収益とキャッシュフローを持つ配当銘柄を選別できる
・SCHDはバリュー銘柄(割安株)への傾向あり、S&P500はテック株・成長株が上位を占めている
・大統領選直後は成長促進政策に期待され、成長株が高騰したが最近はインフレ・関税の懸念から下落中
・3月下旬時点ではSCHDのパフォーマンスがS&P500を上回っている
・SCHDは、市場の低迷期にも期待されているパフォーマンスを発揮している

質問に対する回答やたら長いなあ…。

SCHDの1銘柄4.0%以内はツッコミ入れたくなりました💦ただ、最後の回答は期待できる内容でしたね!

今は絶賛下落中だけど、ホント大丈夫かな?

そう願いましょう。
最後に、東氏への質問回答を1つ。
・楽天SCHDの初回決算は85円の分配金が出て、本家SCHDの配当利回りとほぼ同水準だった
・今後も基本的にはSCHDの配当利回りと同水準となる見込みか?
・そうなる。獲得したインカムゲインを着実に届けることが指針
・過分に分配金を出すことはせず、SCHDの分配水準に則って安定持続的な分配金と分配成長を目指す

長く着実な成長に期待だね!
まとめ
●楽天SCHDについて、シュワブ社との共同ブランド化記念セミナーを開催
●楽天とシュワブ社が1年以上議論し誕生、3ヶ月で1,000億超の人気ファンドに
●Q&AではSCHDが高利回り且つ市場低迷期にも安定とアピール、更なる成長に期待

楽天SCHDの誕生には、当然かも知れませんが長期間の議論・検討があったとのこと。5月に信託報酬も下がり、より良いファンドになるよう応援します。
ではまた!
コメント