6月の楽天SCHD月次レポートが公開。情報技術セクターが躍進!

楽天SCHD

●楽天SCHD月次レポート概要、基準価額・純資産総額とも増加
●セクター傾向は情報技術・エネルギーが上昇、生活必需品は減少

2025年6月の楽天SCHD月次レポート

先月の楽天SCHD月次レポートが公開されたので、紹介します。



楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型) 月次レポート(2025年6月)


毎月のやつね。
5月から更に上がったんだよね?



はい。
6月末時点ではこんな感じでした。




✅基準価額は9,632円、前月末比221円増
✅純資産総額は1,555.37億円、前月末比81.89億円増



この時はまだ基準価額10,000円には届いてなかったか。


だいぶ戻って来ました。
ファンドの騰落(とうらく)率も全て改善傾向です♪

期間5月6月
1ヶ月+2.1%+2.3%
3ヶ月-9.9%-6.4%
6ヶ月-13.7%-10.6%
設定来-4.4%-2.2%



イイね!順調なんじゃない?



次回の配当金は8/25予定、次回こそ10,000円超えをキープして欲しいものです。




上位10銘柄の紹介&5月末との比較

続いて上位10銘柄の紹介です。
銘柄数103は変更ありません。



あら、情報技術セクターが1・2フィニッシュか。



そうなんです!これは予想外でした。
簡単に上位2社を紹介しますね。



🥇テキサス・インスツルメンツ(Texas Instruments, ティッカー:TXN)

✅概要
・アメリカ・テキサス州に本社を置く半導体メーカー
・特にアナログ半導体組み込みプロセッサに強く、自動車や産業機器向けが中心
・電卓のメーカーとしても有名

✅特徴
・安定した売上と利益を出す「老舗の半導体企業」
25年以上連続増配という超優良配当株
・高利益率かつキャッシュフローも強く、配当余力も高い


🥈シスコシステムズ(Cisco Systems, ティッカー:CSCO)

✅概要
・アメリカ・カリフォルニア州の通信機器・ネットワーク大手
・ルーターやスイッチといった企業向け通信機器で世界的なシェアを持つ
・クラウド・セキュリティ・AIネットワーク領域にも注力中

✅特徴
・インフラ投資の拡大や企業のDX化を背景に需要が安定
10年以上の連続増配実績を持つ配当貴族
・キャッシュリッチで、自社株買いと配当の両立を実現している


当然ながら安定してますね。
で、3位・4位がエネルギーセクターと。




そうですね。ここは予想できました。
ただ、今回の注目は8位のコカ・コーラです。



…何で?



5月末の上位10銘柄と比較するとわかります。


楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型) 月次レポート(2025年5月)



2025年5月末2025年6月末
1️⃣コカ・コーラ
生活必需品
4.4%

テキサスインスツルメント
情報技術
4.3%
2️⃣ベライゾン
コミュニケーション
4.4%
シスコシステムズ
情報技術
4.2%
3️⃣アルトリア
生活必需品
4.3%
コノコフィリップス
エネルギー
4.1%
4️⃣ロッキードマーチン
資本財
4.3%
シェブロン
エネルギー
4.1%
5️⃣シスコシステムズ
情報技術
4.2%
メルク
ヘルスケア
4.0%
6️⃣コノコフィリップス
エネルギー
4.1%
ペプシコ
生活必需品
4.0%
7️⃣ホームデポ
一般消費財
4.1%

ベライゾン
コミュニケーション
3.9%
8️⃣テキサスインスツルメント
情報技術
4.0%
コカ・コーラ
生活必需品
3.9%
9️⃣シェブロン
エネルギー
3.9%
アッヴィ
ヘルスケア
3.9%
🔟アムジェン
ヘルスケア
3.9%
アルトリア
生活必需品
3.9%



あらま、コカ・コーラは5月トップだったんだ。



ちなみに4月もトップでした…。
2024年12月以降、月次レポートではずっとトップ5を維持してきたんです。




急落の原因は何だろうね?




株価は若干の下落、間接的な原因としてイスラエルによるイラン空爆が挙げられると思います。
特にエネルギーセクターが上昇したため、相対的に下がったと推測します。




なるほど、そっちか…。




最後に、セクター別の構成比率はこちら。
左が5月末、右が6月末です。


業種別構成比(左:5月末、右:6月末)



生活必需品とエネルギーが逆転、
あとは金融と情報技術も逆転してるのか。



今回は月末だけの比較でしたが、中東情勢を受けての構成銘柄の推移を追ってまとめます。




まとめ

●SCHDの基準価額は回復、資金流入も堅調で人気ファンドの地位を維持
●エネルギーと情報技術は有事のリーダーセクターになりやすい
●生活必需品は守りの主力、有事の際は相対的にシェア下落傾向


有事に強いセクターがいるのは頼もしいけど、
やっぱり生活必需品が主力であって欲しいね。




そうですね。戦火が広がらないことを願います。
では、最後にクイズです!


クイズアイコン 有事下でも比較的影響を受けにくいセクターはどれ?
A. 素材
B. 生活必需品
C. 情報技術
D. 金融


徐々に回復しつつある楽天SCHD。
中東情勢も気になりますが、うまくバランスを取ってくれると良いですね!
今後も引き続き応援します。ではまた!

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