●特別分配金とタコ足配当は「元本を使う」点で似ているが、意味も仕組みも違う
●一方、将来のリターンを損なうリスクがある点は共通
●NISA口座で普通分配金が出る状況が最も理想的!
【タコ足配当?】楽天SCHD、今回も特別分配金。

先日決定した楽天SCHDの第2期分配金ですが、今回も残念ながら「特別分配金」でした。

…聞き覚えがあるけど、何だっけ?

以前こちらで紹介しました。
分配金の時点で、基準価額が取得価額を下回った時に発生します。


基準価額 9,231円、私の取得価額(平均)10,463円でした。
基準価額<取得価額のため、特別分配金となったわけです。

で、それだとどうなるんでしょう。

特別分配金は、運用益ではなく自分の元本の一部を返してもらっているだけです。
そして、これが「タコ足配当じゃないの?」って言われるという…。


コレは見覚えがある!
結局同じような意味だっけ?

似て非なるモノです。比較しますね!
✅特別分配金
・投資信託で、基準価額が取得価額を下回った時に支払われる非課税の分配金
・自分の投資元本の一部が戻っただけで、税金はかからない(利益ではない)
・元本が減る=将来の複利成長の元が減るという点で、長期投資にはややマイナス
✅タコ足配当
・本来の利益が足りないのに、見かけの配当を維持するために元本を取り崩す行為
・元本を削って分配金を出すと「タコが自分の足を食べている」ような状態
・財務の健全性を損ね、長期的に投資家の資産価値を減らすリスク
項目 | 📉特別分配金 | 🐙タコ足配当 |
意味 | 基準価額が下がった時の元本払戻 | 元本を削って配当を出す |
主な対象 | 投資信託(特に分配型) | 株式・REIT等の企業や一部ファンド |
税金 | 非課税(普通分配金とは区別) | 課税(通常の配当と同じ) |
注意点 | 非課税でも元本が減る | 見かけ上の配当利回りの良さ |

イメージもだけど、課税か非課税かは大きいね!

制度としての「特別分配金」は健全ですが、「資産の取り崩し」という点でタコ足配当と混同されやすいですね。
ただ、非課税だからといって得をしているわけではありません。

確かに。
将来のリターンが減っちゃうことは一緒かあ…。

次回の分配金は8/25の予定です。
今度こそ、運用益を出した「普通分配金」に期待します!
【利益有無】普通分配金と特別分配金の違いは?

その普通分配金って、特別分配金とどう違うのか教えてよ!

📈普通分配金=もうかったから、おすそ分けやで🦁
📉特別分配金=もうかっとらんけど、金だけ返すわ(元本から)
こんなイメージですね!

…急に関西弁かい。
(あとライオン?)
項目 | 📈普通分配金 | 📉特別分配金 |
条件 | ファンドが利益(運用益)を出している | 基準価額が取得価額を下回っている |
原資 | 利益(譲渡益・配当等) | 元本の一部 |
税金 | 一般口座・特定口座→約20.315% NISA口座→非課税✨ | 非課税(どの口座でも) |
会計 | 利益として記録 | 元本払戻として記録 |

なるほど。
特別分配金は非課税だとして、普通分配金もNISA口座なら非課税なんだね!

そうです!
NISAは「利益が出た時に税金がかからない制度」なので、普通分配金が出る状況こそNISAの強みが活きます。

だとすると、2期連続の特別分配金はホントに残念だねえ…。

いや全く。
楽天証券の明細書にも、全額「元本払戻金」となってました。


ま、晴れて普通分配金が出たらお祝いしましょうや🎊

夏の終わりに良い知らせを届けて欲しいですね!🎆
まとめ
●特別分配金とタコ足配当は「元本を使う」点で似ているが、意味も仕組みも違う
●一方、将来のリターンを損なうリスクがある点は共通
●NISA口座で普通分配金が出る状況が最も理想的!

最後にクイズです!


勉強になったよ♪
やっぱりタコの絵が面白かったなあ😄

次回こそ「普通分配金」の喜びを味わいたいものですね。
ではまた!
コメント