●SCHDの信託報酬引き下げ!楽天 0.1238%・SBI 0.1227%!
●投資家の資産を守るため、信託報酬の支払先は3社に分割!
【朗報】楽天・SBIともにSCHDの信託報酬引き下げ!

5/23から、楽天SCHDの信託報酬が引き下げられました!

良いニュースだね!どれくらい下がったのかな?

0.192%から0.1238%になりました!
約35%の引き下げになります🙌
「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」
約款変更(ファンド名称変更・監査報酬の負担に関する変更・信託報酬率引下げ)等のお知らせ


3月の発表時にも紹介記事を書きました。
【朗報】楽天SCHDの信託報酬引き下げ!他3つの変更点を簡潔に解説。

元の数字が小さいからわかりづらいけど、結構下がったね!

ただ、ライバルのSBIは更に信託報酬を下げてきました…。
「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」の信託報酬を業界最安水準に改定


あらま。追いついたと思ったら引き離されましたか。

まあ、競争して信託報酬下がるならユーザーにはメリット大ですね!
ちなみに、楽天SCHDの愛称やら名称変更なんかも紹介されてます。

【分割】信託報酬の支払先はどこ?なぜ分かれてるのか?

信託報酬はいわゆる手数料なんだろうけど、楽天証券に払うってことかな?

残念、ちょっと違います。
先程のURLに詳細が載ってますね。


委託、販売、受託?何これ?

パッと見、意味不明ですよね!それぞれの役割はこちらです。
名称 | 役割 | 会社名 | 年率 |
委託会社 | 【司令塔】 ファンドを企画・設計し、運用の方針を決める | 楽天投信投資顧問 | 0.0839% |
販売会社 | 【店員】 投資信託を個人に販売する窓口 | 楽天証券 | 0.0179% |
受託会社 | 【金庫番】 投資信託の資産を保管・管理・記帳する | 三井住友信託銀行 | 0.0220% |

そもそも、何で分けてるんかな?
あと、受託会社は楽天銀行じゃないの?

まず、3社に分けている理由は「投資家のお金を守るため」ですね!
✅【安全性】資産の「私的流用」を防ぐ
・投資信託は「投資家から預かったお金」を運用する仕組み
・もし、運用を担当する委託会社(楽天投信など)がそのお金を自分で持っていると…
・万が一、会社が倒産したら投資家の資産が消えてしまう!😱
→そこで、実際のお金は受託会社(信託銀行)が管理する
→委託会社は「運用指示」だけを出し、お金には触れられない構造となっている
✅【透明性】利益相反を避ける
・販売会社(楽天証券など)が「運用・保管・販売」を全部やってしまうと…
・高い手数料のファンドを勧めたり、自社に有利な運用をする可能性が出てくる😥
→だから、販売会は「売るだけ」に特化
→ 運用(委託)・保管(受託)は、別の専門機関が担当するようになっている
✅【専門性】役割分担で高品質を維持する
・運用のプロ(委託会社)は市場を読むのが得意
・証券会社(販売会社)は投資家対応・販売に長けている
・信託銀行(受託会社)は資産の保管・決算のプロ
→得意分野で分業することで、投資信託全体の品質と効率を高めている

なるほど。投資家を守る仕組みなワケか。
じゃあ、受託会社が楽天銀行じゃない理由は何だろう?

それはズバリ、受託会社は信託業の免許を持つ「信託銀行」でなければならないからです!

…ごめん、信託銀行が良くわからん。

「信託業」と「銀行業」の両方のライセンスを持つ特別な銀行です。
✅普通の銀行との違い
普通の銀行 | :預金・融資・為替など(お金を預かる) |
信託銀行 | :他人のお金や資産を目的に応じて運用・管理する |
✅信託銀行の主な役割
1️⃣投資信託の資産保管(←今回の話!)
・投資家から預かったお金を、運用会社に代わって保管・管理
・指示された内容で株式やETFを売買
・会計処理や報告書の作成なども担当
2️⃣遺言・相続のサポート
・「👴亡き後はこの土地を孫に譲って」という「信託契約」に従って財産を管理
3️⃣年金や企業資産の信託管理
・年金基金や法人の資産も「目的に応じて安全に管理」する

信託銀行は、資産管理のプロなんだね!

そうです。我々の大切な財産を「約束どおりに・正確に・安全に」運用・管理します。
楽天銀行には「信託業」のライセンスが無いため、受託会社になれません。
まとめ
●SCHDの信託報酬引き下げ!楽天 0.1238%・SBI 0.1227%!
●投資家の資産を守るため、信託報酬の支払先は3社に分割!

信託報酬について勉強になったよ!

では、最後にクイズいってみましょう♪


SBI・SCHDが更に信託報酬を下げる中、楽天SCHDも追随するのか?
期待したいですね。ではまた!
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