価格は下落、でも資金は逃げてない?楽天SCHDの裏側を検証。

楽天SCHD

●楽天SCHDの基準価額が約3%下落。主な原因はドル円の急速な円高
●純資産総額の下落率は基準価額より少なく、売りによる資金流出は限定的
●投資家はパニック売りせず、静観している可能性が高い
●【2026年7月追記】半年後、基準価額は13,072円へ回復。「静観」が正解だった!

本家SCHDは上昇⤴、一方で楽天SCHDは下落⤵

まずは、ここ1週間の米国・本家SCHDの推移をご覧ください。



まあ順調ですね。
これがどうしたの?





本家とは逆に、楽天SCHDは下がってます…。


楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)



あらま。ちょっと右肩下がりですな📉





はい。基準価額は約3%ダウンです⤵
1/22~1/28の推移をまとめます。


日付基準価額純資産総額
2026/1/2211,641円1,951.25億円
2026/1/2311,675円1,958.67億円
2026/1/2611,385円1,911.05億円
2026/1/2711,364円1,908.45億円
2026/1/2811,297円1,900.59億円


✅1/22~1/28の値下額と下落率
・基準価額 11,641円 → 11,297円
 値下額 -344円
 下落率 -2.96%

・純資産総額 1,951.25億円 → 1,900.59億円
 値下額 -50.66億円
 下落率 -2.60%



下がったのはまあ良いとして、原因わかるの?




主な原因は、ズバリ「円高」ですね。
ここ数日かなり動きました…。




✅1/22~1/28のドル円チャート
・為替 1ドル158.50円 → 1ドル152.57円
 差額 5.93円の円高ドル安
 割合 -3.74%


でも円高ってさ、円の価値が上がるって意味だよね?
日本にとってはプラスの意味かと思うんだけど。






裏を返せば、米国ドルの価値は下がるんです⤵
それで、ドル→円換算となる楽天SCHDの基準価額が下がったわけです。






なるほど…それは残念。




投資家は静観?基準価額と純資産総額の下落率を比較。

もう一つ気になったのは、円高が原因で楽天SCHDを売る人が増えたんじゃないか?という点です。






へ?
そんなことまでわかるの?






推測ですけどね!
結論、投資家は売らずに静観してるんじゃなかろうかと。





いや、根拠ないとダメでしょ!





根拠は、先程書いた基準価額と純資産総額それぞれの下落率です。


✅1/22~1/28の下落率

基準価額-2.96%
純資産総額-2.60%


…これが何か?





見てのとおり、純資産総額の下落率が小さいです。
改めて整理しますね。


✅純資産総額=基準価額×口数

状態意味
①純資産総額下落率 = 基準価額下落率売りなし
②純資産総額下落率 > 基準価額下落率売り多い
③純資産総額下落率 < 基準価額下落率売り少ない or 資金流入


今回は③
価格は下がったが、口数はそれほど減っていない

つまり、
💡投資家はあまり売っていない
💡「価格要因(為替)」で基準価額が下がった可能性が高い




この期間のドル円は-3.74%と大きく下落しており、やはりこれが主因と言えるでしょう。





何となくだけど、まあ理解できたよ。
焦って売る人が少ないのは好材料じゃない?





確かに!
私もそうですが、皆さんあまり動揺してないっぽいなと。





まあ、実際は単にニブイだけだったりして♪





…当たらずも遠からじ、ということでご勘弁を💦



【2026年7月追記】あの円高から半年、答え合わせをしてみた

この記事を書いたのは2026年1月末。1ドル152円台まで急速に円高が進み、基準価額が約3%下落した局面でした。あれから約半年、「投資家は静観している」という本記事の見立てが正しかったのか、実データで答え合わせをします。

項目2026/1/28
(記事執筆時)
2026/6/30
(半年後)
変化率
基準価額11,297円13,072円+15.7%
純資産総額1,900.59億円2,431.52億円+27.9%


注目すべきは、2つの伸び率の「差」です。純資産総額の伸び(+27.9%)が基準価額の伸び(+15.7%)を大きく上回っています。本文で紹介した判定式に当てはめると、まさに③のパターン(=口数が増えている=資金流入)。あの円高局面のあとも投資家は「静観」どころか、むしろ買い増しを続けていたことがわかります。


その後、楽天SCHDは2026年5月に設定来最高値を更新し、第6期分配金は過去最高の90円となりました。


結果的に、あの下落で慌てて売った人だけが損をした形だね…。


為替による下落は「価格要因」であって、ファンドの中身が悪くなったわけではありません。基準価額だけでなく純資産と口数の動きを見る習慣が、狼狽売りを防いでくれます。


この「基準価額と純資産総額の下落率を比べる」判定式は、今後どんな下落局面でもそのまま使える再利用可能なチェック法です。関連記事もあわせてどうぞ。

楽天SCHD第6期分配金90円確定!累積500円に到達&予測85円との差を解説。
2026年6月の楽天SCHD振り返り。本家は小反落も、円安で基準価額プラス維持。


まとめ

●楽天SCHDの基準価額が約3%下落。主な原因はドル円の急速な円高
●純資産総額の下落率は基準価額より少なく、売りによる資金流出は限定的
●投資家はパニック売りせず、静観している可能性が高い
●【2026年7月追記】半年後、基準価額は13,072円へ回復。「静観」が正解だった!

円高で色々下がったのは残念だけど、慌てなくても大丈夫ってことかな。





はい。純資産総額2,000億円へ向けて、僅かながら協力します✨
では、最後にクイズです!


クイズアイコン 基準価額は横ばいなのに純資産総額だけ減少した。この原因として最も適切なのは?
A. 投資家の売却・解約が発生した
B. 円高が進んだ
C. 米国株が上昇した
D. 信託報酬が上がった



勉強になったけど、為替ってややこしいもんだねえ。



円高・円安にとられず、どっしり構えて推していきましょう!
ではまた!

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