●人気高配当ETFのVYM・HDV・SCHDを配当利回り&増配率で比較
●増配率でVYM+0.18%、HDV-4.97%、SCHD+5.35%と明暗分かれた
●将来の配当成長・増配を重視するなら、SCHDがオススメ
●【2026年追記】その後SCHDにまさかの減配、HDVにはサプライズ発表が!
VYM・HDV・SCHDを配当利回り&増配率で比較

今回は、人気高配当ETFであるVYM・HDV・SCHDについて、2025年の配当利回りと増配率を比較します。
✅配当利回り=1年間の配当金÷株価(基準価額)
・基準価額:10,000円
・年間配当:300円
→配当利回り3.0%
✅増配率=(今年の配当金 − 去年の配当金)÷ 去年の配当金
・去年の配当:100円
・今年の配当:105円
→増配率5.0%

VYM・HDVとも聞いたことはあるけど、SCHDとどう違うんだっけ?

概要や特徴含め、整理しました!
| VYM | HDV | SCHD | |
| 設定年月日 | 2006/11/10 | 2011/03/29 | 2011/10/20 |
| 経費率 | 0.06% | 0.08% | 0.06% |
| 銘柄数 | 571 | 81 | 102 |
| 2025年 配当利回り | +2.44% | +3.22% | +3.82% |
| 2025年 増配率 | +0.18% | -4.97% | +5.35% |
| 特徴 | 米国大型の高配当銘柄を広く分散 | 財務健全性でスクリーニングした高配当株に集中 | 配当の継続性・増配実績を重視 |
| 主要セクター | 1️⃣金融 2️⃣テクノロジー 3️⃣ヘルスケア 4️⃣資本財 5️⃣生活必需品 | 1️⃣生活必需品 2️⃣ヘルスケア 3️⃣エネルギー 4️⃣公益 5️⃣テクノロジー | 1️⃣エネルギー 2️⃣生活必需品 3️⃣ヘルスケア 4️⃣資本財 5️⃣一般消費財 |
| 上位3セクター 主要銘柄 | 1️⃣JPモルガン 2️⃣ブロードコム 3️⃣ジョンソン&ジョンソン | 1️⃣P&G 2️⃣エクソンモービル 3️⃣ジョンソン&ジョンソン | 1️⃣シェブロン 2️⃣コカ・コーラ 3️⃣メルク |

配当利回りと増配率見ると、珍しく?SCHDがトップだね。

…そうですね。
ただ、HDVとSCHDで増配率に明暗が分かれたのが気になりました。

確かに。
銘柄数とか主要セクターは結構近いのに、何でだろう?

詳しく見ていきますね。
高配当重視のHDVと増配重視のSCHD

改めて、配当利回りと増配率を比較します。
ソースとして過去5年分も載せますね。
| | VYM | HDV | SCHD |
| 2025年 配当利回り | +2.44% | +3.22% | +3.82% |
| 2025年 増配率 | +0.18% | -4.97% | +5.35% |


増配率見ると、HDVは去年だいぶ悪かったのか…。
とはいえ、SCHDもそこまで良くないんだねえ。

HDVは、配当利回りでも去年SCHDに負けてます。
一方のSCHDも、増配率では過去と比べたら確かに低かったですね。

ホント、何が原因なんでしょう?

ズバリ言えば、HDVは高配当重視、SCHDは増配重視だったってことです!

…全然わからんとです💦

VYMも含めて解説しますね。
✅VYM:増配は限界点に近い
・2021〜2023年:年5〜7%前後の増配
・2024年:+0.47%
・2025年:+0.18%
→実質的に増配が止まった状態
💡理由
・高配当・大型株中心で、すでに配当性向が高め
・増配余力より「現状維持」を優先
・SCHDほど厳しい入れ替えをしない
→減配はしないが、増配も期待しづらい局面
✅HDV:はっきりとした「調整局面」
・2023年:+4.79%
・2024年:+5.69%
・2025年:-4.97%
→はっきり減配
💡理由
・2022〜23年の資源高で配当を出しすぎた
・2024〜25年にかけて、原油価格正常化&特別配当・増配の反動
・「配当は出るが増やせない」企業が増加
→高配当を優先した結果、資源価格調整の影響を受けた
✅SCHD:増配ロジックが機能
・2023年:+3.77%
・2024年:+12.23%
・2025年:+5.35%
→2025年も普通に増配
💡理由
・配当成長・財務健全性を厳格評価
・増配できない銘柄は比率低下 or 除外
・「今たくさん配っている」より 「今後も増やせる」企業を選ぶ
→「増配を続けるETF」として設計通り

HDVは、ホントに反転しちゃった感じ。

HDVの正式名称が「iShares Core High Dividend ETF(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)」と高配当重視をうたってます。
去年は大幅減配でしたが、巻き返しなるか注目です。

数字で見ても、去年はSCHDが一番プラスだったし良かったねえ。

増配に関しては持ちこたえた印象ですね。
推し甲斐がありました✨

【2026年追記】半年後、3ETFに起きた「予想外」
この比較記事のあと、2026年前半に3ETFそれぞれで動きがあったので追記します。
✅SCHD:「増配の優等生」にまさかの試練
・2026年Q2、本家SCHDは減配となりました。構成銘柄の増配ヒートマップは真っ青(=ほぼ全銘柄が増配)だったのに、です
・単純な増配率の数字だけでは見えない「指数の入替・構成変化による配当変動」があるのが実態。この謎解きは下記の検証記事でどうぞ
✅HDV:分配頻度の変更というサプライズ
・本記事のあと、HDVは分配を毎月分配へ変更するという驚きの発表がありました。年4回が常識だった米国高配当ETF界隈では異例の動きです
・「はっきりした調整局面」と書いた直後の路線転換。分配頻度を売りに巻き返しを図る形です
この半年でわかったのは、単年の増配率や利回りのスナップショットだけでETFを評価しないこと。設計思想(SCHD=増配の質、VYM=広い分散、HDV=高利回り)で選び、あとは定点観測で答え合わせを続けるのが確実です。
【答え合わせ】増配ヒートマップは真っ青なのに「減配」…本家SCHD2026Q2の謎を解く。
SCHDの停滞とVYMの復活。明暗分かれた人気ETFの違いを分析。
まとめ
●人気高配当ETFのVYM・HDV・SCHDを配当利回り&増配率で比較
●増配率でVYM+0.18%、HDV-4.97%、SCHD+5.35%と明暗分かれた
●将来の配当成長・増配を重視するなら、SCHDがオススメ
●【2026年追記】その後SCHDにまさかの減配、HDVにはサプライズ発表が!

それぞれの良さはあるんだろうけど、SCHDの優秀さが目立ったねえ。

ETFとしてのSCHDは日本で買えず、楽天SCHDをコツコツ投信積立します。
では、最後にクイズです!
増配率の定義として正しいのはどれ?

2026年もSCHDの配当利回り&増配に期待ですね。
来年また比較したいと思います。ではまた!


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