●2011年10月にシュワブが設定、銘柄の選び方は15年間ほぼ変わらず
●347銘柄が出入りした中、設定来一度も外れていない銘柄は4つだけ
●株価は4.1倍、年間分配金は0.27ドル→1.05ドルの3.9倍に成長
本家SCHD、設定15周年!

10月20日に、米国の本家SCHDが設定から15周年を迎えました🎉
今回は、SCHDの15年間の歩みを振り返ります。

15年って長いね。
その間に、どれくらい増えたの?

まずは数字で見てみましょう。
| 項目 | 設定時 | 現在 | 倍率 |
| 株価 | 8.33ドル (2011年10月) | 34.24ドル (2026年10月) | 4.1倍 |
| 年間 分配金 | 0.27ドル (2012年) | 1.05ドル (2025年) | 3.9倍 |

株価が4倍で、分配金も4倍近くになってるんだ。

株価は、2024年10月の「1株を3株に分割」に合わせた数字です。
年間分配金は、設定来2025年まで一度も前年を下回っていません。


一度も減ってないなんて、頼もしいなあ。
SCHDは、誰が何のために作った?

そもそもSCHDが、どうやって生まれたのかを見ていきます。

SCHDって、誰が作ったETFなの?

米国の大手証券会社、チャールズ・シュワブの運用部門です。
2011年10月20日に上場しました。


確かに15年だね。
で、何の目的で作ったの?

配当が多くて財務も強い米国の会社に、まとめて投資できるようにするためです。
お手本の「ダウ・ジョーンズ米国配当100指数」は、配当の多さだけでなく、配当を安定して出し続ける力や財務の強さも見て、100社を選ぶように作られています。

高配当なだけじゃなくて、会社の健康状態も見ているんだね。

はい。
その後の主な出来事を、表にまとめました。
| 時期 | 出来事 |
| 2011年10月 | 上場。経費率0.17% |
| 2012年 | 経費率を0.07%に |
| 2018年7月 | 毎月の無配チェック開始 |
| 2019年 | 経費率を0.06%に |
| 2020年6月 | 1銘柄の上限を4.0%に |
| 2024年10月 | 1株を3株に分割 |
| 2026年 | 連動資産1,000億ドル超 |

経費率が0.17%から0.06%まで下がったの?

はい、1/3近くになりました。
100万円分を持っていても、1年の経費は600円ほどです。

持っているだけで、どんどん安くなってきたんだね。
銘柄の選び方は15年間変わってない?

次は、銘柄の選び方が15年で変わったかどうかです。

15年もあれば、ルールもだいぶ変わってるんじゃない?

実はほとんど変わっていません。
設定時の2011年と、2026年の説明書(目論見書)を比べます。
| 条件 | 2011年 (設定時) | 2026年 (現在) |
| 連続配当年数 | 10年以上 | 10年以上 |
| 時価総額 | 5億ドル以上 | 5億ドル以上 |
| 売買量 | 一定以上 | 一定以上 |
| 4つの指標 | 配当利回り 5年増配率 ROE 現金÷借金 | 配当利回り 5年増配率 ROE 現金÷借金 |
| 組入銘柄数 | 100銘柄 | 100銘柄 |
| 1銘柄上限 | 4.5% | 4.0% |
| 1セクター上限 | 25% | 25% |
| 銘柄入替 | 年1回 | 年1回 |

ROEってなに?

会社が、株主から預かったお金でどれだけ利益を出したかを表す数字です。
高いほど、お金を効率よく増やせている会社です。

配当の多さと、会社の稼ぐ力の両方で点数をつけるんだね。

そうです。
変わったのは、1銘柄の上限が4.5%から4.0%になったことと、配当をやめた銘柄を毎月外すようにしたことくらいです。

15年前のルールのまま、ここまで来たんだね。
設定来一度も外れなかった4銘柄

ここからが本題です。
ルールは同じでも、選ばれる銘柄は毎年入れ替わります。

どれくらい入れ替わるの?

毎年3月の見直しで、だいたい20銘柄前後が入れ替わります。
15年間で一度でも組み入れられた銘柄は、347にのぼります。

そんなに出入りしてたら、ずっと残る銘柄なんてないんじゃない?

それが、設定から一度も外れていない銘柄が4つだけあります。
運用会社からの報告書で、16の時点の全銘柄を調べました。

| 銘柄 | セクター | どんな会社? |
| ペプシコ (PEP) | 🥤生活必需品 | ペプシ等の飲料・菓子 |
| キンバリー・クラーク (KMB) | 🥤生活必需品 | クリネックス等の日用品 |
| ペイチェックス (PAYX) | 🛡️資本財 | 給与計算サービス |
| T・ロウ・プライス (TROW) | 🪙金融 | 大手資産運用会社 |

ペプシは聞いたことあるかな。

テキサス・インスツルメンツ、ロッキード・マーチン、コカ・コーラの3つは、惜しくも1回だけ外れました。
アルトリアも、2012年の最初の見直しで加わってからは一度も外れていません。

ずっと残っている4銘柄には、何か共通点があるの?

配当・増配・稼ぐ力・借金の少なさの合計点で、15年間ずっと上位に入り続けたことです。
どれか1つが崩れると外れてしまうルールなので、簡単なことではありません。

15年連続で合格し続けるって、すごいことだね✨
まとめ
●2011年10月にシュワブが設定、銘柄の選び方は15年間ほぼ変わらず
●347銘柄が出入りした中、設定来一度も外れていない銘柄は4つだけ
●株価は4.1倍、年間分配金は0.27ドル→1.05ドルの3.9倍に成長

SCHDは、15年前とほぼ同じルールのまま、毎年中身を入れ替えながら育ってきました。

ルールは変えずに、選ばれる会社が変わっていくんだね。

では、最後にクイズです!
SCHDの設定時から今までに、変わったルールはどれ?

まあ…何とか正解できそう。

楽天SCHDも、この本家SCHDに投資しています。
これからの15年も、楽しみに見守っていきましょう。
ではまた。

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